SAMさんが宝生流の能を始めたとか

SAMさんが佐野登先生の社中に入門されて芝宝会で舞囃子をなさったとか。

お社中の方的にはどうなんだろうかとは思うものの、お能にスポットライトが当たるのはうれしいことですよね。

お能の会(いわゆる発表会)は素人でもプロの演能が行われている能楽堂で舞うことができます。

にゃんぶさんは全然上達しないながらも宝生能楽堂や国立能楽堂などの舞台に上げていただいてます。

素人の会でも地謡やお囃子などで沢山のプロの先生方がサポートしてくださいますので、度胸さえあればかなりやらかしても何とかそれらしく見えますよ。興味がある人は習ってみてはいかがでしょうか?

何を言っているのかわからないお能も見ていて面白くなりますよ。

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9月9日は重陽でした

今年は台風の被害が大きくて大変でしたね。にゃんぶさんも電車に乗ろうとしたら駅にも入れなくって困りました。

重陽の節句というのは菊の節句とも言います。五節句というのは中国から伝来した年中行事です。

1月7日の人日の節句(七草粥の日・若菜摘み)

3月3日の上巳の節句(桃の節句)

5月5日の端午の節句(菖蒲の節句)

7月7日の七夕の節句(たなばた・乞巧奠)

そしてそして・・・

9月9日の重陽の節句(菊の節句)となります

これを見て法則わかりますよね・・・人日は別として、奇数でゾロ目になる日なんですねー。

中国では奇数が陽の数、偶数が陰の数とされます。一桁の陽の数が重なる最も大きい数字の節句ということで、「重陽」という節句の日です。

もちろん、平安以降の日本も含め、太陰太陽暦の中国製の暦が採用されていましたから現在の太陽暦のカレンダーとは約1か月のずれがあります。

重陽の菊関連の行事である、着せ綿や菊酒などの行事は実際には10月に行うことが多いでしょうか・・・

それでもほぼ同じ時期に中秋節(中秋の名月・お月見)なんかも9月ですけれども。中国の方はこの時期は帰省シーズンということで、月餅の贈答や帰省、さらには日本のお盆休みのように旅行に行ったりもするようですね。

菊、酒、延命長寿というキーワードで考えると、お能に興味がある方だと菊慈童(枕慈童)を思い出されるんじゃないでしょうか?

実は、重陽の宴というのは菊慈童の伝説ととっても深い関係があるんですよ。

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